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露地のある茶室と大正ロマン風LDK
ライフワークでもある茶道を楽しむために
 T様ご一家は、ご夫婦と20代のお嬢様の3人家族です。
築43年の一戸建てにお住まいでしたが、「長年のライフワークである茶道をより楽しむために、茶室をつくり、またその周辺も充実させたい」というご要望でした。また併せて「家族みんなが日常頻繁に出入りするリビングを明るく機能的にしたい」とのことでした。

 そこでまず、納戸として使っていた部屋を茶室に全面リフォーム。しっくい壁に塗り直し、全体的に温かみのある茶室に仕上がりました。またこの茶室には茶道口(アーチ型の出入り口)を通って裏千家流儀の水屋に通じるようになっており、お茶をより本格的に楽しめるようになっています。

《お施主様より》
伝統的な約束事を踏まえつつも、私たちの個性がにじみ出るような、茶室になりました。掃除がしやすいような工夫もされており気に入っています。
京都風の露地
 また、今まで雑然としがちだった裏口通路を改装し、にじり口から来客の方がそのまま茶室に入れるような「露地」をつくってほしいというご要望があり、茶室とあわせてリフォームすることに。露地天井は全面に竹を用い、通路の脇には砂利をしきつめて、足元からのあかりと障子越しの間接照明、また通路の壁に掛けられたスダレが、一層和の雰囲気を醸し出しています。
《お施主様より》
耐久性のある素材を使いながら、既存のスペースを生かして想像していたとおりの「京都の露地風」に仕上がりました。
かすかに流れる水の音が心地よく楽しめる空間
 またT様のお住まいは緑豊かで大きな庭をそなえています。広縁や居間から見えるお庭を、さらに充実させたい、とのことで、たくさんの緑に映える石造りのアプローチをつくり、つくばいコーナーでは水の流れる「つくばい」という鉢や、友人と座って談笑できるよう石造りの待屋(ベンチ)を設けました。広縁から窓を開けると、かすかに流れる水の音が心地よく楽しめる空間となっています。
《お施主様より》
濡れ縁に座ってみる緑は風がここちよく流れ、心しずまるひと時を与えてくれます。
大正ロマン風インテリア
 リビング・ダイニングのスペースは、居間として使われていた和室から、ダイニング・キッチンまでのお部屋を全面リフォームし、一体感のあるインテリアで統一しました。和室まわりの廊下はなくして、より広いリビングを実現、将来、車椅子にも対応できるようフローリングもリビングからキッチンまでバリアフリーとなっています。インテリアは大正ロマン風で深みのあるブラウン色で統一し、ダイニングには「ニッチ」を設け時計などの小物がディスプレイされています。天井のトップライトからは明るい光が差し込み、リビングをより明るく開放的にしています。
《お施主様より》
迷った末に決めた照明のあかりがついた時は感動しました。綺麗なキッチンだとお茶用の和菓子作りも楽しくとりかかれます。
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